指導方法:METHOD
のぞみ学園かめありでは、児童発達支援事業ガイドライン・放課後等デイサービスガイドラインに基づき、以下のような方法で支援を行っています。
指導の特長:FEATURES
1.発達の専門家によるアセスメントと助言
保育士や児童指導員をはじめ、心理士(公認心理師・臨床発達心理士・臨床心理士など)、言語聴覚士、社会福祉士などの専門資格を有するスタッフが指導にあたっています。一人一人のお子さんの発達状況や家庭環境、地域での生活についてアセスメントを行い、個別支援計画(アイリスシート)を作成し、お子さんのニーズにあった支援を提供します。ご家庭や園での問題行動については、応用行動分析の考え方に基づき専門的な助言を行います。
就学前は年に1回の頻度で新版K式発達検査を実施し、発達特性に応じた支援の方法についてフィードバックします。放課後等デイサービスでは定期検査は行いませんが、他機関での検査結果をもとにアドバイスいたします。
発達の専門家が発達状況をアセスメントします。
相談支援事業所ひかりと連携し、家庭環境、地域での生活についてアセスメントします。
2.日常生活の指導
一日の生活の流れの中で生活習慣の定着を目的とした指導を行います。睡眠や食事、排泄などの課題に関してもご家庭での様子を共有させていただき、個別に相談に応じます。
児童発達支援事業の通常指導(4時間指導)では、着脱や手洗い、歯磨きなどの指導を直接行います。自閉スペクトラム症への対応としてTEACCHプログラムの理念をもとにした構造化の考え方を取り入れ、一日のスケジュールや生活動作の手順などは写真や絵カード、シンボル、文字などの視覚支援によってわかりやすく伝えています。
毎朝一人一人しっかりとあいさつします。
写真・シンボル・文字で朝のしたくの手順を確認します。
絵で自分の持ち物を確認しながら着替えます。
シンボルで一日のスケジュールを確認します。
係のお仕事でお茶を入れる手伝いをしています。
食事の片付けも繰り返して上手になっていきます。
3.個々の発達特性に応じた個別と小集団による指導
就学前児の個別指導およびグループ指導では、当法人で開発された「認知・言語・促進プログラム(通称:NC-プログラム)」と「認知・言語・運動プログラム」を共通使用し、一人一人の発達目標に応じた指導を提供しています。卒園後は個々の発達目標を引継ぎつつ、小グループで仲間とのやりとりや集団参加など、社会性の発達を促すためのソーシャルスキルトレーニングをおこなっています。
マンツーマンでの個別指導ではNC-プログラムにそって手助けの必要な課題にとりくみます。
個別課題では確実に取り組める課題に自主的に取り組みます。
セラピーグループではCLMプログラムにそった課題に取り組みながら社会性をはぐくみます。
4.自発性を大切にした言語コミュニケーション指導
ことばでのコミュニケーションが難しい利用児のために、マカトン法のサイン言語やシンボル、絵、文字などをもちいたAAC(補助代替コミュニケーション)の理念にもとづき、子どもの意思を大切にした療育を実践しています。自発的に意思を伝えられない自閉スペクトラム症の子どもたちのためのPECS法なども必要に応じて取り入れています。
好きなおもちゃを要求できるように写真カードを棚に貼っています。
写真カードを手渡して要求しています。
ごはんのおかわりを要求するためのPECSです。
指導者は音声とサインを同時に使用することで注目を促しています。
音声とサインを同時に提示することで模倣力や理解力が促進されていきます。
シンボルを併用することで新しいことばの理解や文字理解への移行を促します。
5.地域との連携による支援
・私の紹介・アイリスシート