のぞみ学園かめありではマカトン法というイギリスで開発された手指サインや図形シンボルを用いた言語コミュニケーションの指導法を取り入れています。このプログラムは理事長の津田望がイギリスで学び、1989 年に日本版の開発に携わり、日本に普及したものです。手指サインや図形シンボルを用いることで、子どもにとっては見てわかりやすく、集中が持続しやすくなります。また、提示し続ける間は、何度も確認できるため、時間をかけて理解することができるという利点があります。シンボルにはマカトン法以外のものがいろいろあるのですが、マカトン法の図形シンボルは手で描けるようにデザインされているというのが大きな特徴です。そのため、緊急のときでも紙とペンがあればすぐに使用することができます。たとえば、いつもと異なる状況になるとパニックになってしまったり、切り替えができなくて動けなくなってしまったりするときに図形シンボルで状況を説明してあげるとスムーズに切り替えられるようになることがよくあります。ご家庭で何かお困りのことがありましたらぜひ個別にご相談ください。状況に合わせた絵カードを一緒にお作りしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
社会福祉法人のゆり会
のぞみ学園かめあり
園長 東 敦子