朝晩は涼しく、秋らしい気候になってきました。さて、9月と言えばお月見ですね。今年は21日が十五夜です。お月見の風習が庶民に広がったのは江戸時代で、収穫祭や初穂祭の意味合いとして稲を収穫できた喜びをみんなで分かち合ったそうです。「孤食問題」が話題となり食育が謳われるようになり久しいですが、この2年間は感染症対策として、教育現場では「机を離す」「給食の時間は話さない」指導がされ、食育が逆戻りしている印象を受けます。のぞみ学園かめありでも、できるだけ会話を控え、職員は離れて食事を取っています。ビジネスの世界では『ランチョンテクニック』と言われるように、本来であれば食事の時間を共有することでお友達とより仲良くなったり、先生やお友達の食事の様子について興味を持つことで偏食の指導へのつながるはずなのに、その機会が失われているのは残念でなりません。コロナ感染症が収束し、皆と楽しく給食が食べられる日々に戻った時に「お互いに興味を持って食事をする習慣」を忘れないよう、今はご家庭の中で、ご飯の時間に今日のメニューやキャラクターの話など、子ども達の好きな話をしてみてください。
2021
17Sep