先月27日に3年ぶりの給食試食会を開催致しました。コロナ前のように、皆様と歓談をしながら食事をすることはできませんでしたが、試食後にお聞きした感想では『味付けやサイズ感について参考になった』とのお話を頂きました。食事は子どもにとって大切な生活習慣であるにも関わらず、偏食指導はなかなか進みづらく、保護者の皆様は特に心配される点かと思います。偏食の原因としては、『感覚過敏(偏り)』や『認知的なこだわり』などが考えられます。『感覚過敏』には『味覚』『触覚(口の中)』『嗅覚』『視覚(決まった色の食材を好む)』などの感覚の過敏があげられます。感覚過敏は、一朝一夕で軽減するものではないので気長に取り組むことが大切です。ご家庭では食べられない食材を目標にするのではなく、食べられる食材の味や大きさ、硬さを変化させたりして受け入れられる幅を広げていくようチャレンジしてみると良いと思います。また『一口食べる練習』には、シンボルや写真を用いて視覚的に『一口食べたら終わる』事を分かりやすく伝える方法もあります。そしてやはり『空腹に勝る美味なし』です。日中にしっかり体を動かす事、食事の時間に空腹になるようおやつは控える(本人の好きなおやつはあえてあげない)などの工夫も必要です。お子さんにとって、どんな方法が向いているのか迷われる場合は、是非ご相談ください。
2022
16Jun