今年は3年ぶりにプール活動を再開いたしました。去年、一昨年とタライに水を張った『水遊び』は行っていましたが、やはり子ども達はプール活動が好きで目一杯遊んでいる姿を見ると開催して良かったと感じております。ブログにもプール活動のお写真を掲載致しますので、是非ご覧下さい。さて、のぞみ学園かめありではグループセラピーだけでなく、毎日通園クラスのお子様には週一回『保育の日』を設けています。また、併用クラスのお子さんは在籍されている保育園、幼稚園で保育活動を行っていると思います。プール活動も保育活動の一つです。では、保育の意義とは何でしょうか?療育(グループセラピー)と保育活動と何が違うのでしょうか?療育は『個々の目標に合わせて大人が子どもの行動を引き出す』活動なのに対し、保育は『子ども達が自由に遊ぶ』活動です(もちろん、遊びの幅を広げるよう大人が関わります)。この『自由』と言うところがミソです。大人に求められた行動をするのではなく、自ら外界に興味を持ち、行動する、発信する力を育む、つまり自発性、主体性を身につけることが保育の意義です。そして、延いては生涯にわたる人間形成につながる大切な活動です。制作活動でも、子ども達は思い思いに作業しています。出来上がった作品を大人が手直しする事は極力致しません。それは、皆の主体性を尊重する為です。
『制作中は何を考えていたのかなぁ』と想像しながら、お家に持ち帰った作品を眺めて頂けたらと思います。
2022
29Aug