先日の台風は皆様、ご不安だったかと思います。夜の時間帯という事もあり、万が一避難指示が出てもすぐ避難しようと動くには勇気が必要だなと改めて感じました。もちろんのぞみ学園かめありの活動中であれば、迷わず避難、保護者引き渡しとなりますが、個人としても災害への心づもりをしておこうと思いました。さて、今年も5月に給食試食会を開催いたしました。試食後にお聞きした感想では『こんなに美味しい給食を毎日食べられるなんて羨ましい』とのお声も頂き、かめありの自慢の給食を保護者の皆様にご披露できたことがとても嬉しいです。お子さんの偏食については悩まれている保護者様も多くいらっしゃりますが、偏食は一朝一夕では解決できない難しい課題の一つです。偏食の要因は、『感覚過敏(偏り)』や『認知的なこだわり』などで『感覚過敏』へのプローチはとても時間を要します。例えば『黒板を引っ掻く音』は多くの方が苦手(過敏)ですが、『克服する為に無理にでも沢山聞きなさい』と言われると余計に我慢できなくなってしまうかと思います。苦手な感覚を受けいれる為には似ているけれども大丈夫な刺激に触れる、あるいは遠くから見るだけにする等、不快でない状況から慣れる事が大切です。偏食指導も同じで、かめありでも『一口チャレンジ』の前に『目の前に配膳されるのを見慣れる』『友達が食べている様子を見る』『食べるふりをする』等、お子さんのご様子に合わせてスモールステップで目標を立て、粘り強く取り組んでいきたいと思います。