6月に入り区立の小学校ではプール開きもされ、いよいよ夏が始まりますね。今年は4時間療育のお子さんに向け、8月11日(祝)に『プール開放日』を開催いたします!是非皆様、遊びに来てください。さて、4月号でも書かせて頂きましたが、今月も視覚支援の重要性について確認したいと思います。朝や帰りの送迎の時間に何かのきっかけでお子さんが泣いている、そして保護者の方は、一生懸命になだめたり説明をしたりしているけれども、全くお子さんには響かず、むしろ余計に騒ぐ、、、と言った光景をしばしば見かけます。そんな時に、私がクラスやお家、次の行動の絵を描きながら声をかけると、子ども達は私の声かけを復唱したり、イラストの名前を言ったりしながら、スーッと落ち着いていき次の行動に移れることがあります。私の魔法ではありません(笑)、視覚支援の力です。ちょっと想像してみてください。レストランで店員さんからことばだけでメニューを説明されるのと写真の載ったメニューを見ながら選ぶのとでは、どちらが落ち着いて選べるでしょうか?デパートでトイレの場所を尋ねた時に、ことばで説明されただけなのと、入り口にトイレマークが描かれているのとではどちらが戸惑わずにトイレに行けるでしょうか?お子さんが成長し行動が落ち着き、ことばでの指示が伝わるようになってくると、ついうっかりことばだけに頼ってしまうと思います。けれども、日常生活で自然と視覚支援を取り入れることで、お子さんにとってはいつも分かりやすく、何かあっても混乱しづらくなります。ほんの少しのイラストで良いので、見せながら話しかけてみてください。